チームアプローチを考える
リハビリテーションを行っていく上で大切なことはたくさんありますが、まず一番大切なことは、リハビリテーションを行っていく本人が、リハビリテーションの重要性を認識し、リハビリテーションを行っていくということに意欲的に取り組む意志を持っていることです。
リハビリテーションを行っていく上では、さまざまな種類の専門家が協力し合い、報告しあってリハビリテーションを行っていく本人に最適な状況や環境を作り上げていこうとするものですが、しかしいくら周りの人が一生懸命になっても、一番大切なリハビリテーションを行っていく本人の意欲がなければ、良い環境を作っても意味がありません。
リハビリテーションは、もちろん楽なものではありませんし、リハビリテーションを行っていく本人は、たとえば自分の意志で動かしにくい状態になっている腕を動かさなくてはいけなかったり、足を動かすと痛みがあるのに歩く訓練をしなくてはいけなかったりするので、大変でつらい思いをすることもたくさんあるでしょう。
実際に一番つらいのは、リハビリテーションを行っていく本人であることは間違いないですが、しかし、リハビリテーションを行うことはもちろんその人本人のためですので、つらそうだからやらなくていいよ、とは言えませんし、だからこそ、つらそうだけど少しでも効果の上がる方法で目標に近づけよう、というために専門家を集めてチームアプローチを行っていく必要があるのです。
実際にリハビリテーションを行っていくチームアプローチを考え、進行していく責任者は医師ですが、しかし医師やサポートしてくれる専門家の人たちは、やはりサポートチームという立場で、そのチームアプローチの中心にいるのは、リハビリテーションを行っていく患者本人なのです。
リハビリテーションを行っていかなくてはならない本人や家族は、さまざまな問題を抱えていますが、それらをすべて本人や家族だけで解決することはできません。
サポートしてくれる専門家の方たちに感謝しつつ、チームのみんなでリハビリテーションを行っていくということを、意識して考えていくようにしましょう。
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